宇都宮市西川田4丁目のカンセキスタジアムとちぎにある「とちまるくん階段」に危機が迫っている。県公式マスコットキャラクター「とちまるくん」が階段アートで描かれ、2022年に開催された「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」のおもてなしの一環として登場、多くの人に愛されてきた。しかし、2年が過ぎて傷みが目立ち「撤去」の文字がちらつく。管理担当者らは熱い思いを胸に「復活」の道を探っている。

完成直後の「とちまるくん階段」
完成直後の「とちまるくん階段」

 「とちまるくん階段」があるのはスタジアムの東側、Eゲート前。大会の選手待機場所からスタジアムへの動線に設置された。幅8・1メートル、44段の階段に「ようこそ栃木へ」の文字と炬火を掲げた「とちまるくん」が、シールで貼り付けてある。