【宇都宮】竹林を舞台にした「竹のファッションショー」が15日、宝木本町の「若竹の杜(もり) 若山農場」で初めて開かれた。TBC学院国際ファッションビューティ専門学校の生徒たちがデザインした着物などが登場し、幻想的な雰囲気の中で観客たちを楽しませた。
TBC学院と、松原3丁目の着物セレクト店「きものHAUS」が共催。ショーは三つの演目で行われ、同店の伝統的な振り袖をはじめ、テーマに合わせて生徒がデザインした着物や洋服が次々に登場した。
「百年後の着物」をテーマにした着物ショーには、同校生徒18人が同店から譲り受けた着物をリメークして制作した作品で出演。金魚鉢をイメージしたデザインやリボンや丸みでかわいらしさを表現したものなど個性あふれた“未来の着物”を披露し、集まった約100人の観客を魅了した。
出演した同校2年の和気里桜(わきりお)さん(19)=さくら市氏家=は「竹林でのショーは初めて。素晴らしい雰囲気の中で作品を披露できて感激しました」と笑顔。同店を営む荻原貴則(おぎはらたかのり)さん(37)は「竹と着物の空気感が合うのではないかと考えて企画した。できれば来年以降も継続していきたい」と話した。