国際医療福祉大のADLシミュレーションルーム=2024年12月、大田原市北金丸

 国際医療福祉大大田原キャンパス(大田原市北金丸)は、身体が不自由になっても自力で日常生活活動(ADL)を行うきっかけをつくるため、「ADLシミュレーションルーム」を整備し、医療福祉分野の幅広い学科を持つ大学の専門職が必要に応じて助言する体制の構築に乗り出した。2025年は団塊世代が全て75歳以上に達する節目。学生の学びの向上の一方、県北を中心に需要に応えることで「その人らしい生活」の維持を図ることを目指す。今春に本格稼働させたい考え。