新年最初の「こやまカフェ」で会話に花を咲かせる参加者ら。右から2人目が須田医師=7日午後、宇都宮市陽南4丁目

「こやま文庫」を設立した小山名誉所長(左)と平林医師=2019年11月、宇都宮市陽南4丁目(県立がんセンター提供)

新年最初の「こやまカフェ」で会話に花を咲かせる参加者ら。右から2人目が須田医師=7日午後、宇都宮市陽南4丁目 「こやま文庫」を設立した小山名誉所長(左)と平林医師=2019年11月、宇都宮市陽南4丁目(県立がんセンター提供)

 県立がんセンター(宇都宮市陽南4丁目)の“憩いの場”が復活した。新型コロナウイルス禍の影響で約4年半休止していた「こやま文庫」と「こやまカフェ」が、昨年10月に再開。患者や家族が医療情報収集や、医師との相談で活用している。

 設立者の小山靖夫(こやまやすお)同センター名誉所長が2022年に他界し、後輩医師たちが思いを継承した。副病院長で病理診断科の平林(ひらばやし)かおる医師(67)は「理念を受け継ぎ、悩みや不安に少しでも寄り添えたら」と話している。