大学3年生のころ、NHKテレビの「おかあさんといっしょ」で「うたのえほん」という幼児向け番組が始まり、そのうたに合わせた絵を描くアルバイトの募集が大学にありました。ラジオからテレビの時代へと切り替わったころです。

 同級生でグループをつくり、仲間の部屋に集まって、子どものうたの絵を描きました。小遣い稼ぎというよりも、とにかく仕事が面白くて夢中になりました。