県内の中学3年生らを対象にした2024年度第2回進路希望調査(最終調査、昨年12月1日現在)の結果が、1月9日に発表された。県立高入試本番が迫る中、第1回調査(昨年10月1日現在)の結果分析「宇都宮編」に続く第2弾として、今回は「栃木県南・下野エリア」に注目。県内外に54校舎を構える学習塾「開倫塾」(足利市堀込町)の教務部長岡部正行(おかべまさゆき)さん(45)に、県南・下野エリアの動向について分析してもらった。伝統校の定員割れの理由や人気校の魅力、本番直前期に受験生・保護者ができることも紹介する。

開倫塾の岡部正行さん
開倫塾の岡部正行さん

 第2回進路希望調査によると、進学希望者1万6796人のうち県立高全日制を希望する生徒は7割の1万1686人だった。岡部さんは「中でも普通科に人気が集中している。大学進学志望者が増えていることが反映されているのだろう」と受け止める。

 ■伝統校が定員割れに