日光市湯西川の冬の風物詩「湯西川温泉かまくら祭」が31日に始まった。湯西川上流の沢口河川敷会場では約500個のミニかまくらが点灯、銀世界を幻想的に照らした。3月2日まで。

観光客でにぎわうミニかまくらのライトアップ会場=31日午後7時35分、日光市湯西川
同会場のミニかまくらは、高さ約40センチのかまくらの中にろうそくをともす。「日本夜景遺産」のほか、「関東三大夜灯(よあかり)」「栃木七灯(しちとう)」にも認定されている。金、土、日曜の午後5時半~9時に点灯する。
この日は降りしきる雪の中、多くの観光客が訪れ、カメラに収めるなどしていた。山城義嗣(やましろよしつぐ)実行委員長(53)は「揺らめく炎に癒やしを得てもらえれば」と話していた。
平家の里会場では巨大かまくらや、若山農場(宇都宮市)の竹を用いたオブジェなどが楽しめる。期間中毎日点灯する。