全国トップのウド生産量を誇るJAなすの管内(大田原市、那須塩原市、那須町)で、独自ブランド「那須の春香(はるか)うど」の出荷がピークを迎えている。

最盛期を迎えた山ウドの収穫作業=5日午後3時40分、那須塩原市鍋掛
同JAうど部会には74人が所属し、計54ヘクタールで生産。光を当てずに育てる「軟化ウド」と、収穫直前に光を当てて先端を緑化させた「山ウド」を首都圏などへ出荷している。
那須塩原市鍋掛、農業柴田慎一(しばたしんいち)さん(49)方では5日、約300キロを出荷。柴田さん夫妻と農業研修生中島健至(なかじまたけし)さん(30)の3人が、遮光シートで覆ったビニールハウス内で30~40センチに育った山ウドを一本一本丁寧に収穫していた。
柴田さんは「あくが少なく甘いので子どもも食べやすい。那須地域を代表する食材を味わってほしい」と話した。出荷のピークは4月上旬まで続くという。