のどかな農村地帯に無数の爆弾の雨が降り注いだ。
1945年2月10日の昼下がり。足利市百頭町に突如サイレンが鳴り響いた。「防空壕(ごう)へ入れ!」。8歳だった岡村良司(おかむらりょうじ)さん(88)は、祖父の鬼気迫る一声で家の中から飛び出し、庭先の防空壕へ逃げ込んだ。
むしろが敷かれた3畳ほどの空間に、家族9人で身を寄せた。
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