急性骨髄性白血病を患い、5年前に16歳で亡くなった宇都宮市、小山田優生(こやまだゆい)さんの存在が、今なお友人らを支えている。同市若松原2丁目、トレーナー高橋克佳(たかはしかつよし)さん(20)はその1人。将来を思い悩む中、小山田さんの言葉を思い出し、背中を押された。「やりたいことは、できるうちに」。憧れの格闘技の世界に飛び込み、東京都内で11日、プロデビューする。小山田さんの名前が記されたファイトパンツをはき、「一緒に戦う気持ち」で夢舞台に挑む。
宇都宮市簗瀬町のジム。高橋さんはトレーナーとして、格闘技を指導する。勤務後は毎日2時間半、トレーニングに打ち込む。「練習が厳しくても好きだから続けられるし、将来を思い描ける」。そう思えるようになったのは、小山田さんの存在がきっかけだった。
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