県警地域課の看板などを手書きした吉田課長(中央)

 【宇都宮】県警地域課の吉田学(よしだまなぶ)課長がこのほど、書道3段の腕を生かし、同課の看板を書き上げた。同課内の鉄道警察隊と職質指導班の看板も仕上げ、それぞれの施設の入り口に掲示している。

 吉田課長は小学1年の時に父の勧めで書道を習い始め、6年間で3段まで上達した。賞状などを筆文字で仕上げる賞状書士の資格も取得し、栃木署長時代には手書きの感謝状を多くの市民に贈呈してきた。

 2024年3月、地域課長に着任した。4月29日の「昭和の日」生まれで“昭和の男”を自負する。今年が昭和100年に当たる節目の年であることから「何か記念になるものを」と考え、手書き看板の制作を決めた。

 吉田課長は「勢いを感じさせるため、はらい、はねを意識した。職員一丸となって職務にまい進したい」と力を込めた。