雪に包まれた那須町内の旅館。県内初の宿泊税導入に向けた動きを関係者も注視している=2月中旬

雪に包まれた那須町内の旅館。県内初の宿泊税導入に向けた動きを関係者も注視している=2月中旬

 那須町は19日、観光振興施策の新たな財源として、町内のホテル、旅館などの宿泊者に課税する「宿泊税」を導入する方針を明らかにした。1泊当たりの宿泊料に応じて1人100~3000円を徴収する6段階の「定額制」とし、年間約3億円の税収を見込む。パブリックコメント(意見公募)を経て、町議会6月定例会に条例案を提出する。可決後に総務大臣との協議など必要な手続きを進め、2026年10月の徴収開始を目指す。導入されれば県内自治体では初めて。