信号機がなく重大事故や渋滞が起きにくいとされる環状交差点(ラウンドアバウト)が21日、宇都宮市大谷町に設置された。県内3カ所目で観光地では初めて。

供用が始まった大谷地区中心部のラウンドアバウト=21日午前10時35分、宇都宮市大谷町、ドローンから、磯真奈美撮影
整備されたのは大谷公園北側の市道で半径13・5メートル、道幅5・5メートル。車道部分はえんじ色で、自転車用に矢羽根型の路面表示も設けられた。交差点手前には専用標識のほか、「ゆずれ」の案内もある。

この日は午前10時に供用が始まった。供用開始直後は使い方が分からず、環道をぐるりと1周する乗用車も見られた。

現地周辺は大谷地区の中心部で観光シーズンは渋滞も発生する。市大谷振興室は「回遊性向上、にぎわい創出につながるインフラとして期待できる」としている。