子どもたちの健やかな成長や幸せを願う「つるしびな飾り」展が、日光市本町の日光田母沢御用邸記念公園で開かれている。色とりどりのつるしびなが、御用邸を一段と華やかにしている。

日光田母沢御用邸の室内に飾られたつるしびな=24日午前10時40分、日光市本町
大正天皇の静養地だった同園は毎年、桃の節句に合わせてつるしびなを飾っている。
会場となっている1階の「皇后御座所」「御寝室」などの4室に、地元のちりめん細工教室「まゆ」の生徒らが手がけた約40点を展示。花や動物、子どもなどをモチーフにしたかわいらしい作品がずらりと並び、歴史ある御用邸の雰囲気と調和している。
同園管理事務所の大木貞史(おおきさだふみ)さん(48)は「一つ一つが素晴らしい作品なので、この時季だけの雰囲気を楽しみながら、じっくり見てほしい」と話した。
3月3日まで。25日は休園。