2025年度栃木県立高全日制入試で一般選抜の出願変更受け付けが26日、締め切られた。下野新聞社が25日に独自集計した結果を基に、倍率が高かった高校や倍率の変動に特徴のあった高校をいくつかピックアップ。学習塾の能開センター栃木本部の責任者木村友美(きむらともみ)さんに、近年の受験の動向やトレンドなどを聞いた。
志望校選びは
25年度の傾向として、木村さんが挙げたのがやはり「共学志向」だ。宇都宮中央や石橋の倍率が高い傾向にあることに触れ、「生徒と話していても別学より共学を好む割合が高い」と説明する。

以前は「例えば、偏差値がトップ校の水準に届かなければ、次に偏差値が高い高校を選択する」といった考え方が主流だったが、近年は「共学であること」に加えて「交通アクセスの良さ」など、多様な基準で志望校を選ぶようになっているという。
宇都宮南、高倍率の理由は?
共学校のうち、25年度倍率が大きく伸びたのが宇都宮南。24年度は最終倍率が1・28倍だったところ、25年度は今月20日の出願締め切り時点で1・65倍と跳ね上がった。出願変更初日の25日に9人減ったが、それでも1・6倍と高い水準を維持している。
残り:約 1145文字/全文:1698文字
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報でとちぎの「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者・フルプランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く