2025年度県立高全日制入試の合格発表が12日、58校112系・科で行われ、特色選抜などの合格内定者を含め計1万78人が合格した。一般選抜の合格倍率は1・18倍で前年度を0・02ポイント上回った。

合格発表で自分の番号を見つけ喜ぶ受験生ら=12日午前10時、宇都宮市元今泉8丁目
県教委によると、全日制の一般選抜は定員7486人に対して8287人が受験し、7025人が合格した。24校44科は合格者が定員に満たなかった。
283人の受験生が挑んだ宇都宮白楊高では、午前10時に合格者の受験番号が掲示された。集まった受験生からは大きな歓声が上がり、抱き合って喜びを分かち合う姿や友人同士で記念撮影する様子が見られた。
宇都宮市豊郷中3年鷹野龍太(たかのりゅうた)さん(15)は「胸が張り裂けそうなぐらい緊張して番号を見に来た。入学後は友達をつくったり、新しいことを学んだりするのがとても楽しみ」と笑顔を見せた。
学悠館高定時制フレックス特別選抜では、定員100人に対し176人が受験し、108人が合格した。合格倍率は前年度比0・05ポイント減の1・63倍。
定時制の一般選抜は14日正午まで出願を受け付け、18日に学力検査や面接を行う。合格者発表は24日。