ジオラマを作った大田原高山岳部の生徒ら

 那須町で2017年3月、登山講習会中の雪崩事故で生徒7人と教諭1人を亡くした大田原高山岳部の現役部員らが、事故現場を含む那須岳(茶臼岳)周辺の地形を立体的に再現したジオラマを作製した。事故から8年となる月内に、登山客の多くが立ち寄る場所に寄贈し、展示してもらう予定だ。同部は事故後、安全登山や地域貢献を掲げて活動しており、一般の登山者にジオラマで地形を確認してもらうことで「安全な登山の一助になれば」と願っている。