自転車同士の衝突事故を再現するスタントマン

 春の交通安全県民総ぐるみ運動期間中、プロのスタントマンが交通事故を再現する「スケアード・ストレイト方式」の交通安全教室が各地の中学校で開かれ、生徒たちは迫真の演技を通して交通ルール順守の意識を高めた。

 県交通安全協会と那須塩原署主催の交通安全教室が11日、那須塩原市三島中で開かれ、全校生徒ら約700人が参加した。

 自転車走行中にスマートフォンを使ったり傘を差したりする「ながら運転」の場面などが再現され、スタントマンは衝突転倒時に頭部を守るヘルメット着用の重要性などを訴えていた。

 生徒会長の3年橋本向日葵(はしもとひまり)さん(15)は「気を抜くと大きな事故につながる。自転車に乗るときは気をつけたい」と話していた。