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 江戸時代から続く伝統行事「大田原屋台まつり」が19日、栃木県大田原市の中心市街地で始まった。初日の宵まつりでは絢爛(けんらん)豪華な9台の彫刻屋台が集結し、おはやしを競演する「ぶっつけ」が繰り広げられた。

絢爛豪華な屋台が集結し、おはやしを競った「ぶっつけ」=19日午後8時5分、大田原市山の手1丁目
絢爛豪華な屋台が集結し、おはやしを競った「ぶっつけ」=19日午後8時5分、大田原市山の手1丁目

 大田原神社の例大祭の付け祭りとして始まった春の風物詩。この日は9町の屋台が中心市街地を巡行した後、午後7時過ぎに金燈籠(かなどうろう)交差点に集結。各町それぞれの流派で受け継がれてきたおはやしが披露され、太鼓、笛、かねによる迫力満点の響きに見物人から大きな歓声が上がった。

絢爛豪華な屋台が集結し、おはやしを競った「ぶっつけ」=19日午後7時55分、大田原市山の手1丁目、広瀬華撮影
絢爛豪華な屋台が集結し、おはやしを競った「ぶっつけ」=19日午後7時55分、大田原市山の手1丁目、広瀬華撮影

 まつり実行委員長の平山一浩(ひらやまかずひろ)さん(61)は「この祭りを次の世代につないでいきたい」と話した。20日は本まつりが行われる。

◇ほかにも下野新聞フォトサービスに写真