【那須塩原】アジアやアフリカなどの農村指導者を育成するアジア学院は26日まで、槻沢の那須セミナーハウスで春の古本市を開催している。
同学院の理解を深めてもらおうと、毎年行っている。県内外から寄贈された文庫本や農業に関する洋書など計5千冊以上を100~300円で販売し、売り上げを学生の研修費に充てる。
蔵書や来場者の増加を受け、今回から居住施設だった同ハウスの別館を会場用に改修した。落ち着いた雰囲気の中、来場者はお気に入りの本を探したり、職員と触れ合ったりして楽しんでいた。
那須高原小1年市川(いちかわ)ひよりさん(6)は「お気に入りの本が見つけられて良かった」と笑顔。企画した同学院の職員ルイパ・ヴェロさん(47)は「気軽に来て学院の自由な雰囲気を感じてほしい」と呼びかけた。
午前11時~午後4時。20日は休み。25、26両日はインドカレーやチャイの販売も行う。