筆記が困難な学習障害(LD)と診断されている宇都宮市、高校1年大澤悠(おおさわゆう)さん(15)が、3月に行われた県立高入試で、県内で初めて許可を得てパソコンで学力検査に解答した。自身の特性を理解してもらえず苦しんできたが、中学時代から試験時にパソコンを使う実績を積んだことで、障害者への合理的配慮として必要性が認められた。大澤さんは「配慮が必要な子どもたちに当たり前のように必要な対応が取られるようになってほしい」と願っている。
大澤さんは問題なく会話ができる。頭の中に文字も浮かぶ。だが書くのは難しい。「考えるスピードに書くのが追いつかないんです」。そう特性を説明する。
母親(45)が最初に違和感を覚えたのは、小学2年生の頃だった。
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