展示されている白いオオバナノエンレイソウなどの花々

 北海道の早春を彩るかれんな花を展示する企画展「北海道に咲く花展」が、栃木県真岡市下籠谷(しもこもりや)の井頭公園花ちょう遊館にある高山植物館で開かれている。5月6日まで。

 今年で5回目。高山などの自生地でないと見られない植物を楽しめるとあって、毎回好評だという。

 北海道大のシンボルマークのモチーフで白い花を咲かせるオオバナノエンレイソウ、見頃の期間が短くなかなか見られないというエゾエンゴサク、道内でも2カ所しか自生地がないオオヒラウスユキソウといった「春の妖精」と呼ばれる花など約20種類と、他の植物約80種類を展示している。

 同公園管理事務所の担当者は「実際に行くのが難しい高山や離島の花を見られる貴重な機会。ぜひ観賞してほしい」と話している。午前9時~午後4時半(入館は4時)。火曜休館(祝日の場合は翌日)。入館料は大人600円。(問)同公園管理事務所0285・83・3121。

(杉浦崇仁)