栃木県市貝町見上(みあげ)の町芝ざくら公園でシバザクラが見頃を迎えている。塩田調整池から下るなだらかな斜面に濃淡のあるピンクや白、紫などの花々が咲き誇り、県内外から訪れた観光客の目を楽しませている。

一面に広がる色鮮やかなシバザクラ=22日午後0時5分、市貝町見上
今年も地元の協議会が中心となって約1・8ヘクタールに約28万株を植栽。石川紀雄(いしかわのりお)町観光協会長(74)によると、今月上旬は朝夕が寒かったことで開花も鈍かったが、暖かい日が続いたこの1週間で満開に。花は週末までが最盛期だという。

多くの見物客でにぎわう芝ざくら公園=22日午前10時35分、市貝町見上
青空が広がり、爽やかな陽気となった22日も多くの観光客が訪れ、目の前に広がるピンクのじゅうたんや甘い香り、新緑とのコントラストを楽しんでいた。町内から社会科見学に来ていた小貝小3年小峰梨央(こみねりお)さん(8)は「花はとてもきれい。何度も来ているけど、また来たい」と話していた。

一面に広がる色鮮やかなシバザクラ=22日午前11時、市貝町見上
入園料は中学生以上500円。30日まで「芝ざくらまつり」が開催され、飲食店や直売所なども出ている。