「燦爛 大吟醸」を手にする小野杜氏(右)と「燦爛 純米大吟醸」を持つ外池秀輔蔵人=22日午前、益子町

 岩手県の南部杜氏(とうじ)協会が主催する「第106回南部杜氏自醸清酒鑑評会」の審査結果が23日までに発表され、外池酒造店(益子町塙、外池茂樹(とのいけしげき)社長)の「燦爛(さんらん)」(小野誠(おのまこと)杜氏)が吟醸酒、純米酒の2部門で1位の首席に選ばれた。同鑑評会は103回目から評価方法を変更しており、同じ蔵元の出品酒が2部門を独占するのは初めて。外池社長は「大変光栄でありがたく、酒造りの励みになる」としている。

 同鑑評会は酒造技術の研さんと資質の向上を目的に、1911年に第1回が開催された。106回目の今回は全国134の蔵元から、吟醸酒の部に274点、純米酒の部に307点の出品があった。