足利市迫間(はさま)町のあしかがフラワーパークで、シンボルの大藤(県天然記念物)が見頃を迎えた。連休初日の26日は終日、多くの来場者でにぎわった。大藤は5月6日ごろまで楽しめるという。

ライトアップされ、シャワーのように降り注ぐ大藤=26日午後7時50分、足利市迫間町
園内は、早咲きの「うす紅藤」や「むらさき藤」に加え、ツツジ、シャクナゲなども最盛期となった。樹齢約160年の大藤は、昨年より2日遅い4月15日に開花。現在は大藤2本からなる大藤棚の約16万房が満開となり、甘い香りを辺りに漂わせている。

ライトアップされ、シャワーのように降り注ぐ大藤=26日午後7時40分、足利市迫間町
今シーズンだけで4回訪れている同市上渋垂町、アルバイト大橋賢治(おおはしけんじ)さん(69)は「大藤は雄大で素晴らしい。日々変わっていく姿を見たいので、あと5回は来たい」と笑顔を見せていた。

5月18日までは夕方からライトアップされ、昼とは違った幻想的な光景を楽しめる。4月12日から始まった今シーズンは、約56万人の来場を見込んでいる。
