女子生徒が残した手紙を手にする両親。そのメッセージを伝えたいと願っている=4月下旬、県央地区

 交流サイト(SNS)の影響などを背景に小中高生の自殺が増え続ける中、昨秋自ら命を絶った県央在住、中学2年女子生徒=当時(14)=の両親が30日までに、下野新聞社の取材に応じ、突然まな娘を失った悲痛を語った。厚生労働省によると、2024年に自殺した全国の小中高生は過去最多の529人。初めて公表された都道府県別内訳で本県は8人で、女子生徒はその1人とみられる。両親は「娘のような犠牲はこれ以上1人も出てほしくない」と対策の強化を訴えた。