「静寂の詩学」をテーマに個展を開いている生井さん

 【小山】松沼に自宅兼アトリエを構える彫刻家で武蔵野大教授の生井亮司(なまいりょうじ)さん(50)の個展「静寂の詩学」が、乙女3丁目の市車屋美術館で開かれている。同じ敷地内にある国登録有形文化財の旧小川家住宅でも展示を行い、建物の趣と作品の静かなたたずまいを掛け合わせ新たな魅力を引き出している。生井さんは「静謐(せいひつ)な空間や、人が存在していることの美しさを感じてもらえるといい」と来場を呼びかけている。7月13日まで。