渡辺市長(左)から市長特別賞を贈られた大塚さん

 【那須塩原】市はこのほど、「2024年度全国選抜小学生プログラミング大会」でグランプリの文部科学大臣賞に輝いた黒磯小4年大塚(おおつか)陽葵(ひなた)さん(9)に市長特別賞を贈った。

 大会は3月に開かれ、各都道府県の代表が独自のプログラムで作ったアプリなどの出来栄えを競った。大塚さんは、手の動きや音声で画面上の物体の形を「粘土遊び」のように変えられる作品「未来を描く手」でグランプリを受賞した。

 市役所で贈呈式が行われ、大塚さんは渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)市長や月井祐二(つきいゆうじ)教育長、市デジタルトランスフォーメーション(DX)フェローの岡田陽介(おかだようすけ)さんの前で受賞作を実演した。

 大塚さんは図書館で借りた本がきっかけで、4歳からプログラミングを始めたという。賞状などを受け取り、「勉強してきたかいがあってうれしい。これから若い人から高齢者まで皆に使ってもらえるプログラムを作りたい」と話した。

 渡辺市長は「地方に住んでいてもデジタル技術を学べることを示してくれた。世界に羽ばたく人材になってほしい」とたたえた。