【宇都宮】舟運の歴史を通じて東京都中央区日本橋と交流を進めている清原地区の市民団体「きよはら鬼怒川ロマンの会」は7日、同区ビル屋上にある田んぼで、日本橋小の児童たちに田植えを指導した。
江戸時代、鬼怒川は物資を輸送するための重要な水路だった。清原地区には荷役のための河岸があり、船で運んだ物資は中央区で荷揚げされたという。こうした歴史を背景に2006年から交流を続けている。
田植えは、同区の公共施設「十思(じっし)スクエア」屋上の学校田で行われた。日本橋小5年の児童72人は、いずれも上籠谷町、農業山口肇久(やまぐちとしひさ)さん(63)と山口智三(やまぐちともみ)さん(41)から苗の持ち方や植え方の説明を受けた後、丁寧に苗を植えていった。