鹿沼商工会議所青年部(木嶋孝太(きじまこうた)会長)はこのほど、栃木県鹿沼市内の夜間営業している飲食店を紹介する「ナイトカヌマップ」を作製した。アルコールを提供する同商議所会員の23店を一覧できる。物価高で集客に苦しむ夜間営業店を活性化したい考えだ。
青年部は同商議所会員の、18~50歳の経営者らで構成。地域の子ども向けの夏祭りや婚活イベントの主催など、地域貢献に力を入れている。
マップはA3判、八つ折り。会員店舗のうち、午後8時以降も営業しているアルコール提供店を紹介している。居酒屋やカフェ、そば店などを一覧できる。各店のおすすめメニューやこだわりなどを記載。個室や座敷の有無、喫煙の可否、「かぬまシウマイ」提供の有無が一目で分かる。
2500部作製し、各店舗や睦町の同商議所で入手できる。同商議所ホームページにも電子版を掲載している。青年部担当者は「お店の雰囲気が分かる写真もあり、初めての人も入りやすいんじゃないか。行く際には事前に予約をするのがお薦め」としている。
新型コロナウイルス禍で飲み会の場が減り、物価高が“外食離れ”に拍車をかけた。市内では夜間営業しない店も増えているという。
同担当者は「酒が好きな人は、行くお店が固定化していると感じる。いろんなジャンルのお店に行くきっかけにしたい」と狙いを語る。マップを皮切りに、夜の鹿沼の消費喚起策を順次展開していくという。