本年度、発掘調査に着手する烏山城跡「活用ゾーン」の一部

 【那須烏山】市は20日までに、国史跡烏山城跡の保存と活用の基本方針をまとめた。山城の形態や築城技術の変遷が理解できる点などを「本質的価値」としつつ、市内の文化財などとのつながりを「新たな価値」と捉えた。約46ヘクタールの広大な敷地を三つに区分し、城跡全体を連動させて双方の価値の発信に努める。市は本年度から城跡の麓の発掘調査に着手するため、業務補助員を募っている。