2024年度の渡良瀬遊水地内のイノシシ生息数が1044頭に上り、初めて千頭を超えたことが20日までに、渡良瀬遊水地連携捕獲協議会の調査で分かった。前年度(834頭)の約1・3倍で、イノシシの強い繁殖力を背景に増加が続いている。3月には遊水地近くで住民2人がイノシシにかまれけがをする事案も発生。同協議会は農作物や人への被害を防ぐため、新たに情報通信技術(ICT)を活用したわななどを設置し捕獲強化を図る。