見頃を迎えたクリンソウをカメラに収める来場者

 日光市上三依の上三依水生植物園で、約3500株の色鮮やかなクリンソウが見頃を迎え、来場者の目を楽しませている。

 同園によると、6月上旬まで楽しめる。ピンクや白の花々が群生して咲き誇っている。北米産の黄色いクリンソウもこれから咲くという。

 サクラソウ科の多年草で、別名ナナカイソウとも呼ばれる。花茎を中心に花が円状につき、数段に重なる姿が仏閣の屋根にある「九輪」に似ていることから命名された。

 東京都練馬区から訪れた自営業、杉山隆英(すぎやまたかひで)さん(61)は「ぜひ見てみたいと思って初めて来ました。かわいらしいお花ですね」と話し、カメラに収めていた。

 開園は午前9時~午後4時半。入園料は大人500円、小中学生150円。6月1日の午前11時から同園内で関白流三依獅子舞が演舞される。(問)同園0288・79・0377。