汁ばんだい餅

カウンターに立つ大島社長(左)とスタッフ

汁ばんだい餅 カウンターに立つ大島社長(左)とスタッフ

 湯西川地区の郷土料理「ばんだい餅」を、みそ仕立てのサバ汁として味わえる一品。一般家庭で食されてきた“ふるさとの味”だが作り手は減っているといい、提供する店も貴重な存在だ。

 大島積(おおしまあずみ)社長(75)によると、もともとは泊まりがけの山仕事の際に作られていたばんだい餅。木を切り倒した後の切り株で、炊いたうるち米を練りつぶすように作ったことから「板台」と書くという。