【栃木】栃木工業高から始まった国際貢献活動「空飛ぶ車いす活動」が成果を上げている。全国の病院や福祉施設から寄付された中古の車いすを修理し、東南アジアを中心に世界へ届ける取り組み。活動開始から約30年で計2311台がタイやスリランカ、韓国、台湾など22の国と地域へ渡った。「栃工から世界の役に立つことができる」。生徒たちの善意が、世界に笑顔を広げている。

「空飛ぶ車いす活動」に取り組む栃木工業高の生徒たち
放課後、福祉機器製作部の作業場に金属音が響く。現在は1~3年の10人が所属し、車いすのタイヤやブレーキ、シートなどを修理し、再生している。部長の3年稲葉勇気(いなばゆうき)さん(17)は「使う人の気持ちを考えて修理している。喜んでもらえることが何よりうれしい」と話す。
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