「むら開き」でテープカットする関係者

 【鹿沼】不動産賃貸管理の「ウィステリアエステート」(府中町、斎藤秀樹(さいとうひでき)社長)は上野町の旧サツキ畑を開発し、福祉・医療機能を備えた地域交流拠点「うわのヴィレッジ あまやの舎(や)」を整備した。1日、同所で「むら開き」が行われた。

 斎藤社長は祖父の代からサツキ園芸業「斉藤園芸」を営んだが、父の代をもって閉業した。サツキ畑のように地域から愛される場所にしようと、約6600平方メートルの土地を開発し「うわのビレッジ」として整備。2016年にはサービス付き高齢者住宅「やさしえかぬま」、21年には民間公園が完成した。

 あまやの舎は、うわのビレッジ東側の約千平方メートルに2階建て2棟、平屋1棟を建てた。2階建ては生活介護・日中一時支援「CCVダック」と「けんこう薬局」、平屋は婦人科・女性内科「うわのまちクリニック」が7日までにオープンする。総工費は約1億4千万円。

 関係者ら56人が出席したむら開きで斎藤社長は「地域の人たちが雨宿りをしながら、肩を寄せ合い仲良くなるような施設にしたい」とあいさつ。関係者がテープカットを行った。