次世代型路面電車(LRT)を運行する宇都宮ライトレールは6日、初の通年営業となった2024年度の決算概要を公表した。鉄道事業の営業収益は前年度比77・9%増の13億1500万円、経常利益は約2・8倍の2億3700万円、純利益は約3・3倍の1億9千万円だった。年間利用者数が512万人と開業前の想定を上回り、鉄道事業収入が増加した。開業前の準備費用に充てていた経費に起因する6億4700万円の累積損失は、純利益の大幅増加で4億5700万円まで圧縮された。