大田原市前田の黒羽芭蕉の館で4~5月、「かなめ焼」のテーマ展が開かれた。会場に並ぶ湯飲みや茶わん、ちょこ…。正直、耳慣れない焼き物だったが、「黒羽の幻の陶器」と称されていると知り、一層興味がわいた。「なぜ幻に」「かなめとは」。同館の新井敦史(あらいあつし)学芸員に聞くと、黒羽地区と焼き物には浅からぬ縁もあった。

テーマ展で紹介された「かなめ焼」
かなめ焼は旧黒羽町で明治~大正時代の約20年間に制作された。1906年に地域住民らが黒羽陶器製造所(後の黒羽陶器株式会社)を創立したのが始まり。
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