平将門討伐(たいらのまさかどとうばつ)や妖怪退治伝説で知られる平安時代の武将・藤原秀郷(ふじわらのひでさと)。今回は秀郷を祭る佐野市の唐澤山神社を訪ねました。秀郷の子孫が宮司を務めているそうですよ。

権現造りで改築された唐澤山神社の拝殿(手前)と本殿(左奥)
権現造りで改築された唐澤山神社の拝殿(手前)と本殿(左奥)

 唐澤山神社は1883年、藤原秀郷の末裔(まつえい)にあたる佐野氏の居城だった唐沢山城の本丸跡に建てられました。佐野氏は平安時代末期から江戸時代初期にかけて400年以上、現在の佐野市とその周辺を治めていた豪族です。豊臣秀吉(とよとみひでよし)とも関係が深かったことが書状などから分かっています。