県内は17日、高気圧に覆われ各地で気温が上がり、全14観測地点のうち佐野など3地点で、県内で今年初めて最高気温が35度を超える猛暑日となった。

高圧洗浄機でプールサイドの泥を洗い流すスタッフ
宇都宮地方気象台によると佐野で36・0度、大田原で35・8度、宇都宮で35・0度を観測し、全観測地点で今年の最高を更新した。

ウオータースライダーを洗うスタッフ
大田原市内の公園を長男愛斗(まなと)ちゃん(3)、次男綾斗(あやと)ちゃん(2)と訪れていた同市親園、会社員高林航平(たかばやしこうへい)さん(31)は「梅雨に入って子どもたちと遊べないと思っていた。晴れてうれしい面もあるが、ここまで暑くなるとは」と苦笑い。熱中症に備え、近くで飲み物を買うなどしていた。
真岡では34・5度と猛暑日手前まで気温が上がった。真岡市下籠谷(しもこもりや)の井頭公園一万人プールでは、7月12、13日の先行オープンに向けた清掃作業が行われた。太陽が照りつける中、スタッフがプールサイドの泥の除去やスライダーのぞうきん掛けなどに大粒の汗を流しながら取り組んでいた。

高圧洗浄機でプールサイドの泥を洗い流すスタッフ
県内の各消防本部・消防局によると、午後4時までに熱中症の疑いで14人が搬送され、入院が必要な中等症が6人だった。

ウオータースライダーの流れに逆らって拭き上げるスタッフ