【大田原】園舎の建て替えが決まっている蜂巣の認定こども園黒羽幼稚園で14日、園児らが園舎に落書きをして最後の思い出づくりをした。
園舎は建設から約40年が経過し老朽化が進む。今月末から始まる解体工事を前に、園舎をカラフルに彩り感謝の気持ちを伝えようと企画された。
この日はあいにくの雨にもかかわらず園児や保護者、卒園生ら約250人が参加。子どもたちは壁や遊具などに思い思いに落書きをしたり、友達同士で絵の具を塗り合ったりして楽しんでいた。年長小貫蒼真(おぬきそうま)ちゃん(5)は「お部屋いっぱいに絵を描けて楽しかった」と笑顔だった。
栗田英子(くりたひでこ)理事長は「たくさんの人が参加してくれて、改めて地域の幼稚園として根付いていることを実感した。子どもたちは園舎にきちんとお別れを告げられたと思う」と話した。