全国高校総体(インターハイ)県予選は22日、大田原市の県北体育館ほかで各競技が行われ、バスケットボールは男子の文星芸大付が3年連続21度目、女子は矢板中央が2年連続4度目の優勝を果たした。ボクシングはバンタム級で大里拳輝(おおさとげんき)(白鴎大足利)、ライトウエルター級で板倉慶祐(いたくらけいすけ)(星の杜)がともに初優勝し、フライ級の岡泉(おかいずみ)弥和(やまと)ら作新学院勢が4階級を制した。

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 ソフトボール女子は宇都宮文星女が3連覇で21度目の栄冠を手にした。新体操は五十畑瑠捺(いかはたるな)(宇都宮文星女)がフープ、リボンともに1位となり、計39・300点で個人総合初優勝を飾った。

 柔道は男女の団体が行われ、男子の白鴎大足利が2年連続21度目、女子は足利大付女が2年ぶり2度目の王座に就いた。体操女子は団体総合で宇都宮短大付が優勝し、個人総合は篠原苺々乃(しのはらももの)(宇都宮短大付)が制した。

第1Q制空権握り圧倒 バスケ男子・文星付

 バスケットボール男子は文星芸大付が宇都宮工を16点差で退けて3連覇を達成。進藤陽斗(しんどうはると)主将は「今までやってきたことを全て出せた」と顔をほころばせた。

第4クオーター1分、文星付の大塚(右)がシュートを放つ=県北体育館、広瀬華撮影
第4クオーター1分、文星付の大塚(右)がシュートを放つ=県北体育館、広瀬華撮影

 昨年の全国高校選手権(ウインターカップ)を経験した選手が多く残るものの、宇都宮工には1月の新人大会、5月の県高校総体と続けて敗戦。それでも「2試合とも相手のペースにはまってしまっていた。自分たちの走るバスケを出せれば勝てる」と悲観はなかった。

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