宇都宮地方気象台は1日午前6時10分、「大雨と雷及び突風に関する栃木県気象情報」を発表した。栃木県内では1日昼過ぎから2日夜遅くにかけて、低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に注意・警戒するよう呼びかけている。また、1日昼前から2日夜遅くにかけて、落雷や竜巻などの激しい突風や降ひょうにも注意が必要という。

 気象台によると、栃木県内では、太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気や日中の気温上昇、上空の寒気の影響で、1日昼前から2日夜遅くにかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込み。1日昼過ぎから夜遅くにかけてと2日昼過ぎから夜のはじめ頃にかけて、雷を伴う激しい雨や非常に激しい雨の降る所があるという。発達した雨雲が停滞した場合や雨雲が予想以上に発達した場合は、警報級の大雨となる可能性もあるという。

 気象台は、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう呼びかけている。降ひょうの恐れもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要という。

 1日と2日に予想される1時間降水量は、それぞれ多い所で北部、南部ともに50ミリ。

 1日午前6時から2日午前6時までに予想される24時間降水量は、多い所で北部、南部ともに100ミリ。その後、2日午前6時から3日午前6時までに予想される24時間降水量は、多い所で北部、南部ともに80ミリ。