収穫期を迎えたソバ畑

 【鹿沼】市内のソバ農家でつくり、全国有数の栽培面積を誇る「日晃そばグループ」の、夏ソバの収穫作業がピークを迎えている。28日も茂呂の畑で、刈り取り作業を行った。

 市内17人の農家で構成。約140ヘクタールの畑を管理し、そのうち8~9割が遊休農地や耕作放棄地だった農地という。早刈りしたソバの実を、20~零下35度に温度設定できる保管庫で熟成させ「碧い瞳」のブランド名で全国に出荷している。

 夏ソバは約120ヘクタールで栽培。今年は6月20日に収穫を始め、この日も奈良部浩一(ならぶこういち)代表(44)らが、黒く熟した実約2トンをコンバインで刈り取った。

 奈良部社長は「今年は色づきがとても良いので、皆さんに楽しんでほしい」と話した。収穫は今月中旬まで。今月上旬から、西茂呂2丁目のそば店「日晃そば」で提供する。