【宇都宮】太平洋戦争中の宇都宮空襲から12日で80年になるのを前に、市の企画展「うつのみやの戦災展」が7日、宇都宮城址公園清明館で始まった。米軍の爆撃機が投下した焼夷(しょうい)弾の実物など空襲に関わる資料のほか、宇都宮から出征した兵士が家族に宛てた手紙など計約50点を展示している。

米軍が投下した焼夷弾の実物などが展示されている会場
米軍が投下した焼夷弾の実物などが展示されている会場

 宇都宮市は1945年7月12日深夜から約2時間20分にわたって、米軍のB29爆撃機による焼夷弾の無差別攻撃を受け、市街地の半分が焼失。620人を超える人が亡くなり、1128人以上が負傷した。