夏祭りの時季を控え、佐野市免鳥町の「佐野観賞魚」で金魚の出荷が最盛期を迎えている。
同社は金魚や熱帯魚などを扱う卸業者。関東や東北地方のホームセンターを中心に、多い日は数千匹を出荷するという。
屋内に150個ほど設置された水槽では、金魚すくいの定番「小赤」や白と赤の「更紗(さらさ)和金」など約40種の金魚が涼しげに泳いでいた。14日は従業員らがヒレの状態などを1匹ずつ確認し、網で袋に移す作業を進めた。
安良岡恵輔(やすらおかけいすけ)専務(37)は「水温や水質の変化に注意して水替えするといい。涼やかな夏の風物詩を楽しんでほしい」と話していた。
出荷のピークはお盆前まで続く。