大田原市佐久山地区の地域ブランド「与一(よいち)西瓜(すいか)」が収穫シーズンを迎えている。地区の3軒が完全露地栽培で大玉・小玉を生産しており、糖度の高さやみずみずしさなどが特長だ。

丸々と実った与一西瓜の収穫作業=16日午前8時30分、大田原市藤沢
同市藤沢、高橋博幸(たかはしひろゆき)さん(54)方では約3・5ヘクタールで作付け。16日は朝から、3人がリレー形式で次々とスイカを投げ渡し、軽トラックに積み込んだ。作業場では、スイカを丁寧に拭くなどして出荷作業を行った。

丸々と実った与一西瓜の収穫作業=16日午前8時25分、大田原市藤沢
高橋さんによると、ことしは雨が少なかったため全体的に小ぶりだが、出来は良いという。大玉は重さ10キロ前後に育っており「今年もおいしくできた。ぜひ食べてほしい」と話した。

出荷準備のため作業場に積まれた与一西瓜=16日午前9時、大田原市藤沢
収穫は8月中旬まで。同市南金丸の道の駅那須与一の郷では19、20の両日、試食などができる「与一すいか祭り」が開かれる。