宇都宮地方気象台は23日午後4時48分、「大雨と雷および突風に関する栃木県気象情報」を発表した。栃木県では、23日夜のはじめごろにかけて、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけている。また、土砂災害や低い土地の浸水にも警戒が必要という。
気象台によると、県内は引き続き、23日夜遅くにかけてと、24日昼前から夜遅くにかけて、太平洋高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気や日中の気温上昇、上空の寒気の影響で、大気の状態が非常に不安定となる見込み。このため、県内は23日夜のはじめごろにかけてと、24日昼過ぎから夕方にかけて、雷を伴う非常に激しい雨の降る所があるという。雨雲が予想以上に発達した場合や発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性もある。
気象台は発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう呼びかけている。降ひょうの恐れもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要という。
23日に予想される1時間降水量は、多い所で北部、南部ともに70ミリ。
24日に予想される1時間降水量は、多い所で北部、南部ともに60ミリ。
23日午後6時から24日午後6時までに予想される24時間降水量は、多い所で北部、南部ともに100ミリ。その後、24日午後6時から25日午後6時までに予想される24時間降水量は、多い所で北部、南部ともに100ミリ。