紙芝居を紹介する印南さん。背後のハスの花は発掘された1490年代の実が発芽し、開花したもの

 【宇都宮】戦国時代に天下統一し、1590年7月に宇都宮入りした豊臣秀吉(とよとみひでよし)も眺めた可能性がある、宇都宮城のハスの歴史を伝える子ども向け紙芝居「宇都宮城の蓮(はす)ものがたり」が今月、発行される。同城にあったハス池の再生を目指す宇都宮城跡蓮池再生検討委員会(塚田宗雄(つかだむねお)会長)が制作。同委事務局長で元市職員の印南洋造(いんなみようぞう)さん(75)=平出町=は「宇都宮城を彩ったハスは市民の誇り。たくさんの人に歴史を知ってもらいたい」と期待する。