ベトナムに見立てた教室で川を渡るごっこ遊びを楽しむ園児

 栃木市藤岡町大前の認定こども園「バンビ幼稚園」はこのほど、同園で大阪・関西万博にちなんだ「ごっこ遊び」を開催した。

 同園は毎年テーマを変えて年少から年長まで参加する「ごっこ遊び」を企画している。今年は開催中の万博の雰囲気を再現し、世界の文化や多様性を学んでもらおうと「バンビ博 EXPO2025 ~ヒト・モノ・コト…あっちもこっちもそっちもつながってる~」と題して実施した。

 四つのクラスを段ボールや色紙で飾りつけ、アメリカやベトナム、日本の名所などを再現。園児約90人は模擬パスポートを持って2人1組で各教室を回り、「ベトナム」の教室では、ボートや三輪自動車の「トゥクトゥク」風の乗り物を楽しんだ。

 年長の海老沼弦(えびぬまいと)ちゃん(6)は「トゥクトゥクに乗れてうれしかった。本物のベトナムにも行きたくなった」と満足そうに話していた。同園では5日間、大阪名物や世界の国の料理が給食で出され、園児らは食の面でも万博気分を味わった。